あの日のキミが好き~True Love~

「人の居場所ぶち壊した人間に自殺止める資格なんてない。離して」


低い低い声。


「離さない」


このまま離すわけにはいかない。


大声で叫んだせいで体力を消耗してしまい、手の力が減っている。


それでも死なせない。


「私が死ねば自分の罪が重くなる。だから止めたいだけじゃない。そういうの、なんて言うか知ってますか?」


……違う…。


違うのに…。


私はただ止めたいだけなのに…。


「罪が重くなる、軽くなるなんて考えたこともない…。私が犯した罪は一生かかっても償いきれない重い罪であることに変わりないから…」


自分が実際に被害にあってから痛いほどわかったんだ。


事の重大さ、最低さ。