あの日のキミが好き~True Love~

「コウちゃんに近づきたかったのには理由が─」


「でっち上げたことも、近づきたかったことも否定しないんですね」


何も映ってない真っ黒な目が私を捉えた。


「…悪かったって思ってる…。私のしたことは許されることじゃない…」


「だったら手、離してください」


今の立花さんのことを考えると離すべきなのかもしれない。


だけど…離せない。


見殺しになんてできない…。


「私、昔のコウちゃんを取り戻したかった。だからコウちゃんに近づきたかった」


話すしかない。


自分のことを。


わかってもらおうなんて厚かましいこと思わない。


ただ、知っていてほしかった。