あの日のキミが好き~True Love~

『わかったけど…』


凛空は立花さんを憎んでる。


附に落ちてない凛空に事情を説明したいけど、できない。


「よろしく!!今すぐに!」


電話を切って、スマホを屋上の地面に放り出す。


両手で立花さんの腕を掴み、引き止める。


さっきまで死のうとしてたのに、今は人の自殺を止めようとしてる。


立花さんの左手首には無数の切り傷があった。


リストカット…。


「立花さん。本当にごめんなさい」


「………聖輝に近づけて満足ですか?聖輝に近づく為にあんな写真でっち上げて」


抑揚のない声。


今手を離したら確実に立花さんは飛び降りてしまう。


そんなこと絶対にさせない。