「コウちゃん…っ!!」
コウちゃんに駆け寄りたかった。
だけど、できない。
コウちゃんの上に馬乗りになる紫髪の男。
近距離から拳が振り下ろされるかと思えば、コウちゃんが足を振り上げて起き上がりながら紫髪の男に頭突きを食らわす。
形勢逆転かと思われたけど、赤髪に蹴り飛ばされてしまう。
「コウちゃん……っ!!」
名前を呼ぶことしかできない。
何もできない自分、汚され続ける自分が憎い。
「俺の前で他の男の名前呼ぶなよ」
無理やりキスされて、口を塞がれる。
「んーーーっっ!」
やだ─。
やだ…。
息が苦しくて、心も苦しくて、止まったはずの涙が溢れてくる。
コウちゃんに駆け寄りたかった。
だけど、できない。
コウちゃんの上に馬乗りになる紫髪の男。
近距離から拳が振り下ろされるかと思えば、コウちゃんが足を振り上げて起き上がりながら紫髪の男に頭突きを食らわす。
形勢逆転かと思われたけど、赤髪に蹴り飛ばされてしまう。
「コウちゃん……っ!!」
名前を呼ぶことしかできない。
何もできない自分、汚され続ける自分が憎い。
「俺の前で他の男の名前呼ぶなよ」
無理やりキスされて、口を塞がれる。
「んーーーっっ!」
やだ─。
やだ…。
息が苦しくて、心も苦しくて、止まったはずの涙が溢れてくる。



