あの日のキミが好き~True Love~

─ガシャンッ!!


耳をつんざくばかりの物音がシャッターの方からした。


ジっと閉じて我慢していた目を恐る恐る開けると、出口近くで乱闘が起きてるようだった。


蹴り飛ばされたのか、あらぬところへ吹き飛んでいるシャッター。


「朝香の野郎、今ごろ来やがったか。おっせーなぁ」


コウ…ちゃん……?


「姫は既にボロボロだし、あの人数に一人で勝てるわけねぇし、残念だったな」


ざっと見ただけで下っ端50人はいる。


コウちゃん一人で来てくれたの…?


ホントに…? 


夢…じゃないよね……?


解放…される……?


「いや、ヤバくね?明らか人数減ってんじゃん」


幹部たちが動揺してる。


寛という男はまだ私の上に跨がって行為を続けるつもりでいる。