あの日のキミが好き~True Love~

私の心からの願いは届かない。


届くことはなかった。


「触らないで…!!嫌…っ!!」


どれだけ暴れても力じゃ敵わない。


服を引き裂かれ、ボロボロになった服が無惨に床に落ちる。


「嫌……っ!!!!やめて!!」


怖い。


気持ち悪い。


「離して!!」

 
助けて…。


コウちゃん…。


「嫌ぁぁっ!!!」


やめて…。


やめてよ……。


なんで私なの…?


「お願いだからもうやめて……」


いつの間にか顔は涙でグチャグチャになっていた。


視界が歪んでいて、狂気とも言える男の顔面も歪んでいた。


「いやぁぁぁぁ!!!!」