あの日のキミが好き~True Love~

赤色の髪の毛の男が嘲笑った。
 

その目が怖い。


殺気を隠せてないような目。


本当に殺されるかもしれない。


そうでなくても、ボロボロにされるのは確実なんだと客観的に見てる自分がいる。


「何も知らねぇの?かわいそーに」


スキンヘッドも嘲笑を浮かべる。


「知らないのに罪償わされんだ?悲惨ー。まっ、恨むなら朝香を恨むんだな」


朝香…?


コウちゃん…?


コウちゃんが乱舞を潰して、逆恨みされてるってこと…?


「白咲美夜が心配なら大人しく乱舞に殺られろっつっといたからもしかしたら助けがくるかもなぁ?」


コウちゃんにそう言ったのなら…助けは来ない。


私なんかのためにコウちゃんが助けに来るわけがないんだから…。