「まぁ頑張りすぎるなよ?」


「うん」


唯に切られた一件で、晴流が本気で心配してくれてることが充分すぎるくらいわかった。


もう心配はかけられない。


晴流の前で泣かないようにしなきゃいけないし、怪我なんてなおのこと注意しなきゃ。


「あ…。もうすぐ2学期かぁ」


ふと、そんなことを思ってしまう。


理沙とはずっと口をきいてないから学校は憂鬱だ。


凛空だっているし…。


どうせ輝嵐の噂で持ちきりだし…。


コウちゃんの良くない噂だって聞かされることになるのは目に見えてる。


憂鬱でしかない。