あの日のキミが好き~True Love~

「わ、わたがし食べたい」


緊張する……。


心臓の音がすごく聞こえる。


もう、正直花火どころじゃなかった。


「こっち」


コウちゃんが手を引いて私の前を歩いてくれる。


おかげで人とぶつかることなく出店の前までこれた。


「わたがし1つくださいっ!あ、コウちゃんいる?」


「俺はいい」


甘いの嫌いなのかな。


「お嬢ちゃん美人さんだから20円オマケしたげる」


「ホント!?らっきー。おじさんありがと!」


20円安くなったわたがしを受け取ってコウちゃんの手を握る。


「ふふっ」


ビックリしてるコウちゃん。


この顔も初めて見た。