「私の想い…コウちゃんに全部ぶつけた…」


届いてるかどうかなんてわかんない。


でも、ぶつけられたことに意味があるって私は思ってる。


何言ってるか自分でも分からないところも多々あったけど、それでいい。


もう充分だよ…。


「だからもうコウちゃんのことは忘れるね」


苦しいだけだもん…。


これ以上私にはどうしようもない…。


私の想いが届かなかったとしても、もうそれでいい。


もう、いいんだ。


「そっか。お疲れさん」


晴流の優しい言葉が胸に染みた。


何も追及せず、労いの言葉だけをくれる晴流の暖かさがありがたかった。


「よく頑張ったな」


その言葉は、私がしたことが間違ってないと認められた瞬間であり、ピリオドが打たれた瞬間でもあった。