「それでも頑張らなきゃいけない…って思ってる…。立花さんの人生を狂わせたんだから…っ。逃げちゃダメだから…っ。だからこそ苦しいよ…」


真っ暗なトンネルの中、入口は塞がっていて出口も見えず、ただもがき苦しんでいる。


どうすれば出口にたどり着けるのかわからなくて、助けを求めることもできなくて。


少しの光でも射してくれたらラクになるのに、光が1つも見えないんだ。


真っ暗闇の中ただ走り回っている。


自分がどこにいて何をしたいのかもわからない…。


気づけば頬に涙が伝っている。


もう泣きたくないのに、雫が滝のように流れ出す。