「聖輝…信じて…」


お願い…。


どうして信じてくれないの…?


目すら合わせてくれない…。


「本当に私じゃ─」


「お前しつこいんだけど。消えろっつってんのがわかんねーの?」 


唯…。


ついさっきまで仲間だったのに…。


私たちの絆ってこんなにも脆かったんだね…。


「お前はもう輝嵐の姫じゃない。消えろ」


景…。


「聖輝…信じてよ…。本当に違う…!合成だよ…!私が男の人とそんなことできないこと、知ってるでしょ…?」


まだトラウマが残っていて、聖輝に触れられるときもまだ少し怖いって感じてた。


だからこんなことできるわけないのに…。


「知らねーよ。痛い目に遭わないうちにさっさと帰れ」


聖輝…。


こんなに簡単に壊れてしまうものだったんだね…私の絆は…。


「……ごめんなさい…」


信じた私が馬鹿だったのかな…。


いつ、道を間違えたのかな…。


もう…戻れないのかな…。