低い声が静かに響き、恐る恐る目を開けると、聖輝が凛空の腕を掴んで止めていた。


「輝嵐から出ていけ」


だけどその言葉は私に向けられていた。


「聖輝…?なんで信じてくれないの?私はこんな写真なんて知らない!合成だよ!」


聖輝までもが私を裏切り者扱いするの…?


私は信じてたのに…。


絆は、愛は、永遠だって。


「本当に私じゃない…。合成だから…!信じてよ…!」


景や凛空、唯に信じてもらえなくてもいい。


聖輝にだけは信じてもらいたかった…。


「もうてめぇに用ねぇんだよ。消えろ。2度と俺の前に面見せんな」


凛空がナイフをソファにぶっ刺して2階へと姿を消した。