「白咲先輩が輝嵐の姫ならいいのになぁ」


わざと私に聞こえるように言ってるのが丸わかり。


私は嫌われ者だから…。


「誰も文句言わないよね!正直今のオヒメサマは不釣り合いっていうか?」


「言えてるぅ」


ギャルたちの会話。


別にもう傷つくこともなくなった。


聖輝は私を愛してる。


私も聖輝を愛してる。


そのことを他人にとやかく言われる筋合いなんてないんだから。


私たちの絆は永遠。


大人になっても、輝嵐は輝嵐で絆は変わらない。


あんな風に少しおかしな感じで始まった輝嵐だけど、この絆は消えやしない。


そう、信じて疑わなかった。