高校生になって2ヶ月ちょっとの6月下旬を迎えた。


梅雨は早々に終わり、カラッとした暑さが広がっている。


「聖輝ー。今年の夏こそ海行こーぜ!」


幹部室にて幹部全員が集まり、くつろいでいる。


唯は暑さにぐったりしてるけど、凛空は元気はつらつだ。


「行かない」


即答で断る聖輝。


毎年凛空か唯が海行こうって誘うけど、聖輝は1度も賛同しない。


泳げないのかなって思ったりもしたけど、運動神経がいい聖輝に限ってそれはない。


だから頑なに断り続ける理由が分からない。


「釣れねーな~」