あの日のキミが好き~True Love~

「……うん」


今もコウちゃんは苦しんでるのかな…。


「私、コウちゃんの居場所になれてるのかな」


具体的に何かしてあげられたわけじゃない。


ただ側にいただけ。


「充分すぎるぐらい助かってる。いつもサンキューな」


よかった…。


「つか何でこんな話ししてんの。暗い話はしなくていい」


コウちゃんはそう言い、Tシャツを脱ぎ捨て海に飛び込んだ。


気づけば泳げるスペースができていた。


コウちゃんといたら時間が経つのがあっという間。


コウちゃんの金髪が水に濡れ、太陽の眩しい光を反射してキラキラ輝く。