「…中学生と小学生にはまだ早いってことだな」


「……みたいだね」


どうしよう、もう居間に行けない。


お母さんの顔見れない。


お母さんに見られるくらいなら広場でいろんな人たちから見られる方がマシだ…。


「…俺もう帰る。自由研究は明日やろ」


さすがのコウちゃんでもこの空気は気まずいみたい。


だけど。


「帰らなくていいよ?帰りたくないでしょ?コウちゃん」


コウちゃんの居場所は私だもん。


約束したもん。


「…そ、そうだ。算数の宿題手伝ってよ」


戸惑ってるコウちゃんを無理やり座らせて問題集を広げる。


「……ありがとな美夜」


「…うん」


コウちゃん…。


私はずっとコウちゃんの味方、居場所だよ……?