あの日のキミが好き~True Love~

目を開けると、天高く上がっていた水は膝下まで下がっていて、顔面スレスレでコウちゃんがフリーズしていた。


それも束の間、慌ててお互いが飛び退く。


「……っっ」


水のベールは私たちに甘い時間を少ししか与えてくれなかった。


おかげでファーストキスはお預けだ。


そんなことより誰にも見られてないよね!?


前後左右、人が少ないことを確認。


セーフ…かな。


危ない危ない…。


「……虹!綺麗だった!ありがとう!!」


気まずくて、わざと大きな声で話しかける。


「…そう。なら良かった。…帰る?」


「か、帰ろうか……」


絶対コウちゃんも気まずいって思ってるよね…。


噴水のバカぁぁ。


台無しじゃんか…。