あの日のキミが好き~True Love~

「……ってか、裸っ!?」


隣に視線を向けたときにほどよくついた腹筋が目について驚き。


海水を飲み込んでしまい、また溺れかけた。


「…だせーな」


自力で元の体勢に戻った私を横目に彼はそう言った。


「だって裸…!」


「ズボン穿いてる。幼稚園児じゃあるまいし、女子の前で脱ぐわけないだろ」


だ、だよね。


一人で焦って損した。


「こ、この場所いいね。気持ちい」


ゆらゆら揺られるだけだけど、涼しくて空気が美味しくて。


「この時間帯しか来れない」


今はだいたい3:00くらいかな。


「なんで?」


というか、3:00って学校じゃん。