あの日のキミが好き~True Love~

コウちゃんのあまりの冷たさに、凛空たちも言葉を失っていた。


当然私だってそう。


だけど、ここで諦めるわけにはいかない…。


私は信じてる。


この世の中に真っ黒に染まった悪人はいないって。


きっと心のどこかに綺麗な部分が残っている…って。


「これ…コウちゃんに渡そうと思って持ってきた」


綺麗で懐かしい海の絵が描かれてるはがき。


それをコウちゃんの手に無理やり押し付ける。


コウちゃんがすでに私のことを嫌いなら、嫌われる心配をする必要はない。


だからもう強引にやるしかないんだ。


「……」


コウちゃんの視線が絵はがきに移ったとき、私は確かに見た。


コウちゃんの瞳に現れたかすかな変化を。