あの日のキミが好き~True Love~


◆◇◆

晴流と遊園地を満喫した後、私たちはホテルに戻ってきた。


ディナーはビュッフェ形式だ。


「ねー晴流ー。これ超美味しそうだよ」


こういう場で、甘味は食前派の私はデザートコーナーに直行。


「そーだな」


晴流はあまりデザートに興味がないのか、ドライな反応。


「晴流お肉ばっかじゃん」


「美夜こそスイーツばっかじゃんか」


お互いのお皿に載ってるものを見て笑い合う。


「よしっ、早く食べよっ」


食べたらプールだ。


あまり食べ過ぎちゃうとお腹が気になるから控えめで食べなきゃ。


美しい夕日が見える窓側の二人席に向かい合って座り、手を合わせる。