あの日のキミが好き~True Love~

「それで…?再会してどうだったの?」


「……別人みたいに変わってた」


暴走族の総長だって言ったら二人はどんな反応するのかな…。


極悪非道になってたって言ったら…。


「…そっか。会話は?できた?」


一応頷いたけど、あれらは会話と呼べるのかな…。


「でも私、頑張るって決めたから大丈夫だよっ」


笑顔を作って二人に向ける。

 
「そっかそっか。私たちはいつでも味方だからね?」


「なんかあったらすぐ連絡していいからね?」


口々に温かい言葉をかけてくれる。


そんな友人がいてくれるだけで頑張れそうだ。


「ありがとね」


優菜と海花も応援してくれる。


だから頑張ろう。


「じゃ、私たちそろそろ行くね」


「ばいばーい」


「ばいばい」


二人は仲良く肩を並べて去っていった。