あの日のキミが好き~True Love~

「ねぇ!美夜だよね!?」


声をかけてきた人物は、懐かしい二人だった。


「優菜っ!!海花っ!」


久しぶりだ…。


まさかこんなところで会えるなんて。


西島海花(にしじまうみか)も村で仲が良かったいわゆるイツメンだった。


「久しぶり!!」


高1の秋にこっちに戻ってきたから、会わなくなって1年も経ってないけど、すごく久々な感じがする。


「もー、美夜ったら全然連絡くれないんだから」


海花がぷくっと頬を膨らませて怒る。


「ごめーん。それより、二人も旅行?それとも引っ越してきたの?」


「プチ旅行!もう夕方には帰るんだけどね…」


帰っちゃうんだ…。


「残念だな…」


「ね。あ、美夜彼氏できた?都会だし絶対カッコいい人いるでしょ」