◆◇◆
「同じ部屋でごめんな」
部屋に着くなり晴流が申し訳なさそうに言った。
「全然いいよ?」
それに、一人より二人の方が楽しいもんね。
「そ?ならいいけど」
部屋の奥にふかふかのベットが2つ並んでいて、円形のテーブルが中央にある。
どっしりした重圧感があるカラーのカーテンを開けると大きなウォータースライダーが姿を現した。
「ねぇ見て!ウォータースライダー!」
ホテルから徒歩5分ほとでプールに着くらしい。
あのウォータースライダーは怖いことで有名だ。
「楽しそーだな。このあたり遊園地もあるし動物園、水族館もあるけど。どっから行きたい?」
ホントなんでもあるんだなぁ。



