「どーだかな。アイツなに考えてんのかサッパリわかんねーし」


そうこうしてるうちに幹部室の扉が開いた。


「よぉ聖輝」


入ってきてほしくない人物が入ってきてしまった。


「これ見ろよ」


景がスマホを操作し始めた。


「やめて!!お願いだから!」


景の腕を力の限り掴んで必死に食い止める。


「んだよー」


楽しんでるような景の口調にイラっとくる。


こっちは本気でやめてほしいと思ってるのに…!


「お願いだからやめて!」


怒鳴りながら景が遠ざけようとしたスマホを奪い取る。


その画面にはすでに動画再生画面が表示されていた。