あの日のキミが好き~True Love~

声がしたから慌てて振り向くと、さっき見かけた金髪の男の子が川上に立っていた。


「危ねーぞ。川底に尖った砂利とかいろいろあるから」


彼はそう言いながら川沿いにこっちに歩いてきた。


私も怪我したくないからおとなしく川からあがる。


「見ない顔だな」


切り株に座った私の隣に彼も座った。


「今日引っ越してきたの」


すごい綺麗な金髪だな…。


太陽の光が反射してキラキラ輝いてる。 


眩しいくらいに。


「ふーん。どこから?」


「東京」


「ふーん」


自分から聞いといて、あんまり興味なさそう。