「紗英、この子が私の友達の笹倉茉莉ね。かわいいっしょ。」 「よろしくね、紗英ちゃん」 「あ、うん。よろしく」 さっきまで江実ちゃんと楽しそうにしてたのに、私邪魔だったかな? 「紗英、別にこいつ不良でもないから、勘違いしないでな」 「江実ちゃん、大丈夫だから。」 何がなんだか、私にもよくわからなかったけど、江実ちゃんには迷惑をかけまいと自分の席についた。 一人って、こんなに寂しいんだ。