そんな眞子に俺は微笑んでいた。 「あぁ、そうだよ。俺は眞子を最短で清瀬眞子から北田眞子にする方法を考えて実行したんだ。そのための留学だ」 そう言いきった俺は、ここにきて久しぶりに頬が緩むのを感じた。 俺は明日の眞子の誕生日に渡す予定でいたものを、手に取り出して眞子に見せる。 「清瀬眞子さん、俺が十八になったら結婚してくれませんか?」 差し出したのは、眞子を想って作ったオリジナルのエンゲージリング。 箱の中に小さくも光を受けてキラキラと輝くリングに、眞子は驚きと共に瞳から雫をこぼす。