金曜日はそうして家庭教師を終えると、眞子の家で夕飯までご馳走になってから帰る。

ちなみに普段も、登下校は一緒。
もう、すっかり学校では公認カップル扱いになっていた。
そこは不服そうだが、否定しても恥ずかしがってるだけと周りに取り合ってもらえず眞子は肩を落として諦めていた。

そりゃあ、片割れの俺が否定しないでにっこり質問に微笑めば自ずと周りは周りは理解するものだ。

「悠くん、ほんとにいつもありがとうね!悠くん仕事もあって忙しいのに。でも悠くんのおかげで眞子成績上がりそうでホッとしたわ」

おばさんもご機嫌で、眞子は何も言い返せずにいた。