そんな俺の言葉に眞子は耳まで赤くして俯きながら言う。 「これからもデートするなら、今回はそうする。次からはちゃんと割り勘だからね!」 そうして、俺と眞子の初めてのデートは始まったのだった。 もちろん、今後も出させるつもりは無いけれど。 そこは口には出さなかった。 なんだかんだ次を口にしている眞子が、可愛くて仕方ない。 いつまででも眺めていられるだろうな、眞子に関してだけは俺は馬鹿になると思う。