「…き…お…あき、起きて下さい、皓」


朝日が昇り、鬱陶しい光が朝を告げる中、
私の使い魔、琥珀(kohaku)が私を起こした。


「 おはよう、琥珀。」


「うん おはよう、皓。」


琥珀は、その名にあるような、美しい
琥珀色の瞳に、白銀の髪をした妖虎だ。


ちなみにウザったらしいほどの美男子である


「どうかしましたか?」


「な、なんでもないヨー」


一瞬、殺気を感じたような…


うん、気のせいだ、きっと。