もしも君と同い年なら…

すると、唇と唇が触れキスをした。

「…っ!?!?」

「お前…顔赤っ!まぁ…、そこが可愛いんだけど。」

「可愛い!?私が!?」

「お前自分が思ってるより可愛いからな!なぁ、大学でも声かけろよ!いっぱい話そう。両想いだ

し!彼女彼氏だし!」

その言葉は、まるで魔法のようだった。

ずっと悩んでいたことが、魔法をかけてもらい、悩みが吹っ飛んでいった。

「あっ!!」

「ん…?どうした、陣?」

「黒猫発見!捕まえにいこう!」

そう言い、手を指し伸ばされ私は手を掴んだ。

今なら、元の場所に戻っても言える。

挨拶だってする。

教室にだって遊びに行く。

一緒にご飯だって食べる。

だから……。

ずっとずっと、私を愛してね。