「洸先輩!」 高野さんが私たちに気づいて手を振る。 ざっと7、8人はいる女の子たちが一斉に洸の周りに集まった。 「まってました!行きましょう!」 「うん、浴衣いいね〜かわいい」 洸の言葉に、胸がもやっとする。 嬉しそうに笑う後輩たち。 これを望んだのは、私なのに。 前を進む洸たちの集団をゆっくりと追いかけて歩く。 途中洸が私をみて「来て」と口パクしたが、気づかないふりをした。 どんどん足が重くなる。