「だって、私は総領娘と言われて育ちました
から、しっかりしてると言われる反面、勝気で
負けん気が強くて意地っ張りだと言われる
事の方が多かったですもの。」

私が言うと、

「ああ。
確かにそういう所もあるけど、アヤは素直に
喜んでくれるから、甘やかし甲斐がある。」

と大王は私の頭を撫でてくれる。

ふふっ
やっぱり私が甘えてるんじゃなくて、大王が甘やかしてるんじゃありませんか。

だけど、私は思った事を言葉にするのはやめて、素直に甘やかされておく事にした。