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翌朝。

私は、私の髪を撫でる優しい感触で目覚めた。

「アヤ、おはよう。」

「おはようございます。」

私はなんだか恥ずかしくて、思わず、目を伏せた。

すると大王は、私の顎に指を添えて、そっと顔を上げさせる。

「アヤ、顔を見せて。」

私は両手で顔を覆った。

「恥ずかしいから、見ないでください。」

私が言うと、

「恥ずかしがってるアヤを見たい。」

と大王は言う。

「嫌です。」

私が頑なに隠し続けると、大王は、

「くくっ
じゃあ…」

と笑って、私の体を撫で始めた。