泣いているわたしをなぐさめてくれたのは、カウンセラーの先生と、ネコが大好きな女の先生でした。
それと、私よりちょっと大きいお兄さんと、ちしま学園を卒園したという、大きなお兄さん。
ちしま学園には、わたしと同じように、人権尊重どころではない生活を送っていた子どもがたくさんいます。
みんなそれぞれ、色々な事情があり、ここで暮らすことになった子どもです。
ここに来てからは、ちゃんとご飯が食べられます。おやつだってもらえます。
衣装購入やおやつ購入もさせてもらえて、自分の好きな服を選んで買うことができます。
塾には行けないけれど、学生ボランティアさんから、勉強を教えてもらうこともできます。
夏休みには毎年キャンプに連れて行ってもらいました。
今年の夏は、学園の先生の家に外泊させてもらいました。
先生の家族と一緒にドライブへ行き、富良野で見たラベンダー畑がとってもきれいでした。
今までで一番楽しい夏休みでした。



