輝きに満ちた世界で



「てか、紫さんと似てるね〜。
目元とかつり目かたれ目かは違うけど形とかもうそっくり。



流石姉妹って感じ。」



そんなことを言いながら佐々木さんは私にメイクを施していく。



「そういえば今日の撮影ってどんなのを撮るんですかね。」



「え、聞いてないの?」



私の言葉に少し驚いている佐々木さんが説明してくれた。



「ソロと玲於君との撮影。」



「ん?」



私はその言葉に疑問を覚えた。

それと共にどこか納得してる自分がいた。



結城は私が代役に入るモデルが嫌いと言っていた。
一緒の撮影があるから嫌がっていたのか。



そうわかると結城という男がどれだけくだらない人間かが分かってきた。



「まあ、今日入る予定だったMIMIちゃんはいい噂聞かなかったしね〜」



「え?」



私は佐々木さんの言葉に驚きの声をあげた。