輝きに満ちた世界で



「な、何よ!?」



私の言葉にも何も返さない。



「それならこの子とか使ってみませんか?」



「この子…って紫ちゃんの妹じゃ?」



監督さんが少しだけ驚いた顔をする。



「おい、結城。なんの話だよ。」



「ドタキャンしたモデルの代役。」



私は目を見開いた。



「私は、い
「なんでもって言ったじゃんか。
「いや、それとこれ「バラすよ?」
やります。」



「よし。監督、この子使っていいそうです。」



結城がそう言うと監督は少し困ったような顔をしたが、やがて私の全身をじっくりと見る。



「身長は?」



「ひゃ「167ですって。」
お前が答える必要ないだろ。」



そんなこんな言い争っている間に監督は私から少し離れて私のことを見ていた。



「8頭身あるね。今、ヒール履いてる?」



私はその言葉に首を横に振った。



「この子使うしか…」