玲於、あんたっていつもキラキラしてる。



笑ってる時も意地悪な顔をしてる時も、ずっとキラキラしてる。



時々それが憎たらしく思うこともある。



でも私はそのキラキラに助けられたんだ。



「ほら、行くよ。」



玲於はそう言って私の手を強く引く。





ずっと憧れてた世界に連れ出してくれたのは君で。


ずっと躊躇してた一歩を踏み出させてくれたのも君で。

ずっと抱えてた疑問を解いてくれたのも君で。

ずっと無視してた感情を教えてくれたのも君で。