「じゃあツインなんてどうです?」 「あ、それ正解!」 星羅さんの言葉で髪型が決まったみたい。 どうやら私はツインテールにされるらしい。 ツインテールなんて初めてする。 「大丈夫よ。 小夜ちゃんはどんな髪型でも似合う顔立ちしてるから。」 きっと不安な気持ちが顔にも現れていたんだろう。 星羅さんにそう言われた。 2人の作業は早くて5分少しでメイクが終わった。 「じゃあいってらっしゃい。 通用口で待ってるから。」 どうやら2人には私がこの後結城の控え室に行くことに気付いてるようだ。