輝きに満ちた世界で



小さくてもすごく綺麗だった。
他のフラスタより何故か見入ってしまった。



私は手に持っていたスマホをパンツのポケットに入れて右手でそのボックスを持った。



そのまま控え室に戻り、フラスタから抜いてきた花をペットボトルに水を張り、そこに差し込んだ。



佐々木さんがメイクをするのに使ったスポンジがまだビニールに入れられていたのを見て私は下地で汚れた部分をハサミで切り取った。



差し入れの個包装のお菓子の下に敷かれていた紙などを集め、持ってきた。



「これで、即席の花束にはなるかな...」



私はそう呟いた。



時計を確認するとバックヤードに集まるまでに20分ほどだった。



私はちょっと息をついて、ペットボトルに指してある花に目を向けた。