輝きに満ちた世界で



私は少し離れたところからフラスタ全てが見えるようにスマホで写真を撮った。



そして1台1台の写真を撮り、順番に1輪ずつ花を抜いていった。
姉ちゃんと共同のスタンドは戸惑ったが、目立ちにくい場所のものを1輪抜いた。



左手が一杯になり終わりを迎えた頃。
1台、と数えるには至らないほどのスタンドではない、プリザーブドフラワーが台に置かれていた。



5センチ四方のプレゼント型のボックスに小さなピンクのバラ数輪とカスミソウやリボンが入っていた。



そのボックスから出た針金に“小町さんへ”と手書きのカードが付けられていた。
ボックスの蓋の裏側には封筒が付けられていた。



私はそのプリザーブドフラワーをまじまじと見る。
駅前の花屋さんで数千円で買えるものだろう。