「ゴメンね、小町ちゃん...」
顔を覆って泣く奏の頭をそっと撫でた。
「私ね、ただ小町ちゃんが羨ましかっただけなの。
紫さんっていう凄いお姉さんがいて、しかも小町ちゃん本人も凄く綺麗でまだ全然素人なはずなのに私なんかよりもキラキラしてて誰よりも輝いて見えた。
小町ちゃんのデビュー号の玲於君とのコーナーだって凄く素敵だった。
本当の恋人かと思ったし、ソロのコーナーのあのアップの写真の透明感を見たときなんか、あぁこれが綺麗ってことなんだなって思った。
ハッキリ言って一目惚れみたいな感じだった。
最初にファンだって言ったのも嘘じゃない。
ただ、憧れてただけだったの。
それがいつしか嫉妬に変わって、小町ちゃんにあんな酷いことをしてきた。
ゴメンね…」
そう言う奏を私は強く抱き締めた。



