残酷女総長~偽りの笑顔~

「私は、ただ愛されたかった。
 一人でもいいから、愛して欲しかった。」

そう言いながら、涙を流し続ける凜欄に俺は一言も声をかけられなかった。

「家では家族に無視されて、
 学校だと空気のように扱われて、
 信じてた仲間にも裏切られて。」

目の前で泣いている女がいるのに、声をかけられない俺は
無力だと知らされた。

「私は、イラナイ子
 生きてても意味がない。
 だから私は死ぬために、ここに来た。」

何もうつさない凜欄の紅色の目に、恐怖を覚えた。