戒貍side
俺は、繁華街のパトロールの帰り彼女を探しに栗山公園に来た。
今日もまた、彼女は一人寂しそうにベンチに座っていた。

「何してる、こんなところにいると襲われるぞ」
「...。」

えっ、まさかの無視っすか

「お前、名前は?」
「佐坂凜欄。」
あっ、答えてくれた

「俺は、柚戒貍。よろしく。」
「よろしく。」
「改めて言う、何しにここに来た。」

凜欄の目から、一筋の涙がこぼれた
凜欄の口から出た言葉は、あまりにも
 残酷だった。