だけどそんなある日の日曜日だった。


仕事もやすみでジャージきてゴロゴロしながら、スマホのアプリゲームをしていたら突然、家のインターフォンが鳴った。


モニターの画面を見ると知らない男性が立っていた。何か恋愛シュミレーションゲームのキャラクターを思わせるような人物像だったが、こんな知り合い居ないし不審に思いながらも恐る恐る通話ボタンを押した。


「どちら様でしょうか?」


「初めまして、本日隣に引っ越してきた本城と申します。引っ越しの挨拶に来ました」


そう言えば昨日に隣が騒がしかったような気もしたけど、ヘッドフォンしながらゲームしてたからか音なんて分からなかったよ。


私はジャージ姿のままだけど、お隣なんて関わり合いなんてないし、挨拶だけしようと思いドアを開けた。


「初めまして、本日隣に引っ越してきた本城です。宜しくお願いします」


そう言われて粗品を渡された。


「こちらこそ、宜しくお願いします。わざわざありがとうございます」


そう言って挨拶は終わり、ドアを閉めた。


あんなゲーム内のイケメンみたいな彼と、関わり合いなんてないけど、見た目爽やかそうで本当はツンデレだったりするのかな?


また変な妄想してしまった。


そう言えばは昼までゴロゴロしてて、大して食べていなかったからお腹空いたな。


もう夕食の時間か……。


何か作ろう。