それにしても、この男は運転も上手い。
二度目の朔のメガネ姿。
メガネ男子とは、こういう男のことを言うのだろうと思った。
「はい、到着〜」
あっという間に高校に着き、私はカバンをぎゅっと抱えた。
久しぶりの学校。
正直、友達なんていないし、学校に楽しさを見つけられない。
「…奏?」
運転席から朔に見つめられていることに気づき、我にかえる。
「あ、ごめんっ…ありがと、降りるねっ…」
急いで降りようと、ドアに手をかけたら…
「ちょっと待って。」
反対側の腕を朔に掴まれた。
「な、何…」
「今日、行ってきますのキス忘れてた。」
そう言って、校門の前で堂々とキスされた私。
「……行ってらっしゃい、奏。」
「…も〜!ヘンタイっ!!」
バンっと勢いよくドアを閉め、真っ赤になってるであろう顔を手の平で隠しながら門の中へ飛び込んだ。
もう、バカ!ヘンタイ!
そういうこと朝から平気でしてくるなんて…
…離れ難くなること、知らないんだから。
日に日に、気持ちは大きくなるばかりだ。
二度目の朔のメガネ姿。
メガネ男子とは、こういう男のことを言うのだろうと思った。
「はい、到着〜」
あっという間に高校に着き、私はカバンをぎゅっと抱えた。
久しぶりの学校。
正直、友達なんていないし、学校に楽しさを見つけられない。
「…奏?」
運転席から朔に見つめられていることに気づき、我にかえる。
「あ、ごめんっ…ありがと、降りるねっ…」
急いで降りようと、ドアに手をかけたら…
「ちょっと待って。」
反対側の腕を朔に掴まれた。
「な、何…」
「今日、行ってきますのキス忘れてた。」
そう言って、校門の前で堂々とキスされた私。
「……行ってらっしゃい、奏。」
「…も〜!ヘンタイっ!!」
バンっと勢いよくドアを閉め、真っ赤になってるであろう顔を手の平で隠しながら門の中へ飛び込んだ。
もう、バカ!ヘンタイ!
そういうこと朝から平気でしてくるなんて…
…離れ難くなること、知らないんだから。
日に日に、気持ちは大きくなるばかりだ。

