みだらな天使

「お邪魔します。」




相変わらず綺麗で、行動に無駄のない七海さん。




部屋に入ってきた七海さんと目が合ったけど、私がここにいることに対して、特に驚いていない様子。




「こんにちは。あなたに会うのは2回目ね。」




「えっ…あ、はい。」




この前と口調が違うなぁと思っていたら…






「あーあ。せっかくお前使って奏にヤキモチ妬かせてたのにー。」




朔がけろっと、とんでもない一言を言ってのけた。






「は…ヤキモチ?」




「あんた、まだ言ってなかったの?私のこと。」




七海さんも呆れながら朔を見る。





「ちょっと、どういうこと?」




朔の勝ち誇ったような笑みを見ながら、混乱した頭を落ち着かせようとするけれど、この状況がまったく読めないでいる。




すると、七海さんが私を見てニコッと微笑みながら言った。





「改めまして、秘書の新倉七海です。朔の双子の姉でーす!」





「ふ…双子の姉……?」









はいーーー!?