みだらな天使

しばらくして、またインターホンが鳴った。




モニターを見ると、そこには再び七海さんの姿が。




「しつこいな〜」



モニターのボタンを押しながら、朔がため息まじりにつぶやくと…




『やっぱりさっき居留守使ってたんだ。開けなさい!!』



何やら起こっている様子の七海さん。




「ったく…。悪いな、奏。ちょっと七海呼んでいい?」




「え、うん…」




私に止める権利なんてない。




恋人でもないのに。




ただの居候の私に、二人の関係をとやかく言う資格はない。




エントランスから奥に進む七海さんの姿をモニターで見ながら、私は小さくため息をついた。