夜side 「おかしいわよねぇ…両親とも日本人なんでしょう?なのにあんな髪…」 知り合いか、違うのかおばさんが何かをひそひそと話している。 みんなの目線の先には、半分黒髪半分白髪の小さい男の子。 「気持ちわりぃ髪!」 「うちではもうこれ以上置いておけないわ。あんな気味の悪い子…」 いつだって、どこにいたって嫌われている男の子。